VRAIN雑記

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映画感想【海獣の子供ーこれだけの映像技術なのに賛否両論?】

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いやぁ、美しいと言いますか、凄まじい映像技術でした。
とにかく“海”の描写が美しいです。

細部の作り込みが もう尋常じゃないレベルでした。


この映画、上映同時から 賛否が別れていた作品なんですよね。
“映像は凄いけど話がつまらない”
と言われていました。
私も この作品初めて視聴してみたんですが
約2時間 もし同時映画館に足を運び観ていたら
途中で寝ていたか、ひょっとしたら席を立っていたかもしれたません。
それくらい 退屈でした。
ストーリーはあるにはあるんですけど
14歳の女の子が主役だというのに 終始小難しい哲学的な話を永遠に淡々とするんですよ。
生命 妊娠、出産を海、さらには宇宙と同一視していく。
そんな事考えている女の子なんて いません。
さらに とことん スウィーツ脳で壮大なテーマと相性も最悪でした。
他のキャラクターも 本当に達観的で淡々としていて
こいつらに感情はあるのか?なんでどいつもこいつも悟り開いてる系なんだ?
と観ていて萎えてしまいました。


ひょっとしたら この映画は元より 一般客層は切り捨てて
映像評価のみ目指して作ったのかもしれません。


悔しいし寂しいですね。
これだけの映像技術、心血を注いで創られた大作なのに。