ここまで見てきた話の中でも最も インパクトと衝撃がありました。
松岡さんと小春のコンビ解消するシーンです。
小春の素質を肯定しながらも、小春の本質は“連続殺人鬼”だと言い突き放す松岡さんが
とにかく渋く かっこいいですね。
熱さと冷静な分析力や判断力を彼には感じます。
対する小春というキャラクター、彼女はとにかく1話から違和感や不快感がありました。
感情の欠落、社会病質者的な言動、行動が終始ありましたからね。
そして 次に印象的だったのが
酒井戸のカエルちゃんに「僕は君を助けたいんだ…」と
涙するシーンです。
演出も切なく美しかったですね。
夜の暗闇の中、円形の線路をぐるぐる回り続ける列車という表現が最高でした。
答えも解決策もない無限地獄。
その地獄の中で静かに死を悲しむ
静寂さの中に様々なメッセージやテーマを感じました。
今回の酒井戸は にこやかに笑ったり、泣き崩れたりと
人間的な感情が出ていて 魅力的でした。
物事にも人の死にも自分の事にも淡々としていた彼より、この彼の方がずっといいですね。
“子供に優しいおじさん”そんな一面も彼には あるように思えてきました。
彼がどれだけ奥さんと娘さんを愛し大切にしていたか…それを感じさせられます。