この石盤を初めて見た時誰もが、王と神官の
闘いを描いたものだと思ったはずです。
それがまさか、亡き王へ捧げた神官の
友への祈りの詩だった
という真実にかなりの衝撃でした。
現在の遊戯と海馬も、二人が見た記憶のビジョンの王と神官も、
“敵対”する関係ですからね。
遊戯と海馬の関係性、特に海馬に関しては、原作者、高橋先生もその価値観、感情の表現は難解と言ってました。
海馬にとって“遊戯”は、“倒すべき敵で あり続けなければいけない”存在なんだと。
これは、海馬には憎しみと怒りをぶつけ、同時に自身を高められる存在が常に必要なのだと。
“敵”を“友”と考える事自体がこのキャラクターには
難しいのだと。(深いですね~)
こういった背景を踏まえると、後の劇場版での”海馬瀬人”のあの常軌を逸した行動にもとても考えさせられます。
“敵”か“友”ではなく、“敵”であり“友”である
その答えに至れたんじゃ ないですかね。
この石盤を見たペガサスが、強烈なインスピレーションを得て、ディアハを現代のデュエルモンスターズとして、再現、生み出すことににるんですよね。
ペガサスはこの時点で、千年眼(ミレニアムアイ)の所有者です。
とても運命的です。
ディアハ、神を現代に蘇らせる事、王の魂を記憶に導く事がペガサスの役目でした。これも高橋先生のインタビューでありました。(役目を終えた彼は原作では退場していますからね)