VRAIN雑記

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片喰と黄金 48話感想【カンザス⑩⑤-少佐とワワタシ】

うあぁ…。
展開もキツいけど描写もキツい。
ワワタシ、ベル少佐の足だけでなく、
左手の指も斧で切断します(ヒエ)
ワワタシ、白人への怒り爆発
ベル少佐、インディアンへの怒り爆発
罵り合い殴る蹴るの応酬。
そこへ
巨大な竜巻が出現。
ワワタシと少佐のいる報告へ。
ワワタシも少佐もボロボロだけど、
少佐はなんとか馬に乗り
倒れたままのワワタシに
「はは、1人で死ね」
と言い放ちます。
ワワタシは悔しがります。

しかし、少佐は土壇場で
ワワタシも馬に乗せ駆け出します。
「ああああ」とベル少佐は叫び
竜巻からワワタシと共に逃げます。

前回に続きショッキングなエピソードでした。
このインディアン編は
開拓と言う名の、略奪と迫害の歴史です。
正直、救いも、許し合いとか綺麗事なんて無いと
個人的には考えています。
だから少佐がワワタシを助けるシーン、
少年漫画として、こうするしか無いか…と思っちゃいました。
片喰と黄金は、題材、テーマが重いエピソードも
読後感の爽快さが特徴的な作品だなと思っています。
でも、少佐とワワタシにそれが通用するのか、
個人的にはどうしても“綺麗事”と感じてしまいます。
略奪、差別、迫害の歴史的事実を
“美談”として描かかれたら
個人的には胸くそに思ってちゃうな。

片喰の中でもけっこうな長編になってきた
“インディアン編”、そろそろまとめに入っていくとは思うけど、どう終わらせるのか。

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