VRAIN雑記

アニメ、漫画、ドラマ、映画の感想です。ネタバレが前提なので ご注意下さい。

【映画ジョーカー】観る側の各々のジョーカー像

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アメリカ公開時から、そのセンセーショナルな内容で話題を呼び大ヒットを飛ばした映画“ジョーカー”

主役である“ジョーカー”そして“アーサー”演じるホアキン・フェニックス氏の演技はもう圧巻でした。


とことん救いがないストーリー、弱者の怒りが爆発する結末なので、後味は正直悪いですけどね。


この作品を 面白い映画か?と聞かれると
少し悩むところがあります。
それはこの“ジョーカー”
バットマンの“ジョーカー”のイメージに
どうしても合いませんでした。

バットマンシリーズの中でも大好きな映画“ダークナイト”のジョーカーのあの“陽気に人間の悪意を楽しむ”という
衝撃的なキャラクターはもうインパクト大でした。
映画冒頭の銀行強盗のシーンや
ビルからバットマンに突き落とされても大笑いしながら落下していくシーンなどジョーカーのイカれっぷりは
もう最高にかっこいいです。

対して 今作のジョーカーには、これらの要素がほぼ無いんですよ。狂気は文句なしに感じますが
やっぱり見たかったのは
最高にイカれた最狂のヴィランとしてのジョーカーだったんですよね。