VRAIN雑記

アニメ、漫画、ドラマ、映画の感想です。ネタバレが前提なので ご注意下さい。

ドラマ感想【ハンニバル】

映画“ハンニバル”シリーズとは
キャスティングをガラッと変えた異色の魅力を持つドラマシリーズ。
ハンニバルをマッツが演じた事が衝撃でした。
ハンニバルとウィルの関係もかなりロマンス寄りに描かれていて、そこも魅力でしたね。
原作や映画のハンニバルでは“クラリスルート”と言っていいでしょう。それに対してドラマは“ウィル・グレアムルート”です。

フレディが男性からベジタリアンガリガリの美女と言うのも斬新で面白かった。
チルトン博士はドラマ版でより魅力的に描かれてましたね。最後は悲惨な姿になってましたが。

グロ、残酷描写もテレビドラマとは思えない描写のオンパレード。
個人的には、パフォーマンス的すぎかな?と少し食傷気味でしたが。

マイナス点としてはシーズン3以降での表現や展開があまりにも回りくどすぎでイライラしてしまったり飽きてしまった事かな。
また、新キャラもパッとしないよく分からないキャラが多かったですね。千代とかドラゴンとか。
シーズン1からのキャラは行動理念がしっかり描かれていて感情移入できて魅力的だったのに。

最終的にはハンニバルとウィルの二人を観ているだけで面白かったです。

エンディングについては色々考察、思うところがあると思いますが、
個人的に二人は生きていると思いますね。ドラマは映画や原作と別ルートだと考えても。

ファンからは二人のロマンスについても気になるところ。あるインタビューアー
「あのエンディングは二人の新婚庶野のようだ」
と語ったらしいですね。
実は脚本も当初、二人の“キスシーン”を入れるか迷ったとか。
これに対してマッツは反対。
「二人に肉体関係は必要ない。もっと深い繋がりがあり、真の意味で二人は一つになった」
深いですねぇ。
制作側も「キスシーンはあざとすぎる。やりすぎだ」
とい事で不採用になったようです。
それでもあの二人のエンディングシーンは
衝撃的で美しく、ロマンチックなシーンでした。