“イグニス”について 此処でようやくリボルバーによって語られます。
「イグニスは ただのAIではない。遥か以前からネットワークの中で生命を創り出す試みは続けられてきた。だが創り出された物は所詮ただのプログラムにすぎなかった。生命と呼ぶには決定的な物が足りなかった」
「…何の事だ」
「意思だよ。人間で未だに意思が肉体の何処に在るのか それは判明していない。だが それをプログラムの中に創り上げた者がいた」
「彼は神の所業を成し遂げたのだ。太古の神話の中で
とある神は禁じられた天界の灯火を人間にわけ与えた。そしてその灯火は人間を飛躍的に進化させた。その神話に準えて、彼は新たな生命を“イグニス”と名付けた。イグニスは意思を持ったAIなのだ」
「…馬鹿な プログラムが意思を持つなんて有り得ない」
「…フン。まあ 想像していた通りの反応だよ。当然だろうな。だがお前が今の話を信じようと信じまいと それはどうでもいい事だ。イグニスはサイバースを生み出しネットワークの支配を進めている、我々は何としてでもイグニスを そしてサイバースを抹殺する!」
…難解です。難解だよVRAINS
リボルバーは父親を神格化し、尊敬し心酔している様ですが少々 危うさも感じますね。
今回のエピソード 展開上、肝となるシーンがもう一つ。
遊作の幼少期の記憶です。
ヴァレルロードの攻撃に倒れ戦意を喪失しかける
Playmakerの脳裏に甦る記憶。
白い部屋で強制的にデュエルを強いられ
苦しみ倒れていると
「君…起きて」
「…?…誰?」
「3つ…3つ考えるんだ。生きる為に3つの事。帰る為の3つの事。敵を倒す3つの事。考える事で君はまだ生きられる」
(…そうだ…3つ…俺が このデュエルに勝たなきゃならない3つの理由…)
(1つ…俺は あの時の記憶を取り戻す
2つ…そして 俺は…その時の真相を突き止め自分の人生の時間を全て繋げる)
君…起きて
「3つ…俺は あの時の“あいつ”を見つける…!あいつがまだ捕まっているなら俺は あいつを助けなきゃならない!」
「俺はまだ…!俺はまだ闘える!」
過去の記憶に奮い立たされ 立ち上がるPlaymaker!
詳細は この時点では まだまだ不明ですが、遊作の意志と行動の根幹とも言える部分です。